庶民的人形が、化学物質に移行し普及し始めたのは、昭和に入ってからのことだ!と思い込んで語る騙る人形うつり変わり?
( 1945(昭和20)年 8月 敗戦 )
―― 戦後復興し、第一次特需 ――
1954(昭和29)年 セルロイド玩具>燃え易く危険?説
↓
女児向け抱き人形の後継 ■ソフビ初期の人形■
≫1956(昭和31)年2月頃の婦人雑誌に、身長30cmの「着せ替え人形の『アンナちゃん』」なるモノが掲載(詳細不明)
その画像を見ると、『 髪:植毛ではない(彩色あり)、
目:睫毛付きの 眠り目仕様 』 と思われる人形がアンナちゃん
◆ミルクのみ人形系 ミルクを飲む(=開口)が特徴
オムツ・哺乳瓶など付属 (お風呂に入れる設定ありもある)
3頭身くらいの乳・幼児体形で、世話が必要な妹弟的人形
( 頭髪は植毛ではなく造形…→已む無く幼子設定? )

↓
◆パーマ(ミルクのみ)人形系 技術の向上により機械植毛可
カーラー付属>日本製人形史上初?お湯パーマ推奨ドール
髪結など大人の真似(装飾的な)遊びが加味され、3→6頭身推移に伴い、求められる要素(服や体形など物欲や憧れなど)多様化→流行を着こなす次世代(おねーさん)ドールへ・・・
【口内の管】 なしorあり
【髪の毛の色】 金~赤茶色系サラン
【目】 手書or填込(黒茶・青、ドールアイ?・眠り目仕様)
( 関節ありの人形や眠り目の人形など、戦前からあった )
1960(昭和35)年 だっこちゃんブーム
第一次?ハードビニール◇歩行人形 1960年代
身長:45~60cmくらいの、硬く大きなビニール製の人形
(重心移動の原理で)手を引いてやると歩く、みたいな・・・
歩きながら、腕や首を振る種類もある
>金属製内部部品の噛合(足が動くと連動する仕掛)
次世代 ■ファッションドール■ 着せ替え人形
◆1/6ドールのハシリ? 1960年ごろ~
縮尺計算すると、海外仕様の
30cm人形は微妙なサイズだがイマドキの人形と比べると、瞳は小さいが、体格良く、健康的
( ばーびー、たみーちゃん、日本:すかーれっとちゃん等など )
―― 第二次特需 ――
1967(昭和42)年7月
21cmの『りかちゃん』人形 発売!
1967年 みりおんべびー
◆駄菓子屋ドール 1960年代後期~コドモ御用達の『駄菓子屋』で販売されていたと思われる安っぽく粗雑な出来の人形
・メーカー名の表記・刻印等ないことも、当たり前?!
・型は、1から起すモノではなく?煎じるモノ?
・ウリは“安価”なので、すべてギリギリまで削減
胴体は勿論、手・足も空洞+服の一部は糊で貼り付け
指がビニール一重で取れそうでも、アイペイントし損なっていても不良品として廃処分されないところが、魅力なのかもしれない。
『 安かろう 』 『 悪かろう 』 だけど、どこか魅力的な駄玩具
駄菓子屋ドール:やわらかビニール系
>>パーマ人形系もどきの廉価版?
生え際の一周のみ軽く植毛 (当然の如く^^;地肌が見える)
体形は、パーマ系でもファッション系でもなく、微妙なところ
>>某着せ替え人形もどきの廉価版?
違和感を与えない程度の植毛だが、やはり・・・な出来(笑)
ポージング(脚の曲げ伸ばし)の為、空洞の胴・脚部に裸針金(コの字型)を入れるという
苦肉の策軽減努力が見られることも
1969年 ぽ/っ/ぽ/ちゃん人形
1970年 たーたん/く/ま
第二次?ハードビニール◇歩行人形 たぶん70年代
電動(電池式)>喋る機能搭載など電子玩具的要素も・・・
1971(昭和46)年 おもちゃの安全基準を制定『ST』マーク
駄菓子屋ドール:かたいビニール系
歩行人形インテリア人形もどきの廉価版?と思われる容姿
1973年 まどもあぜるじぇじぇ
1974年 もんちっち
1975年 く/ま/ごろう
1975-79 きゃんでぃきゃんでぃ
1977年 こえだちゃんときのおうち
1981年頃 あら/れちゃん、ばいき/んくん、れっつぺんぎん
1989(昭和64)年=平成元年
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